江戸時代、幕府の庇護を承けた天下祭りに登場する華麗な山車は、近隣地域に大きな影響を与え、地方色を取り入れながら各地へと広まっていきました。
なかでも江戸後期から明治にかけて競う様に数多くの山車が建造されました。
建造から百数十年の変遷を経て、これらの山車の修復が各地で行われておりますが、工事の内容は統一されたものは無く業者間でも相違があると思われます。
本来、山車の建造は組立・解体式と言うのが原則で、町内総動員で祭礼の前日に組立をし、祭礼の終了後に解体して蔵等に収納保管されていましたが、いつ頃からかこの組立・解体式と言う行事が毎年組立をする煩わしさから簡素化され、組立た状態で蔵に収納されている例が多くなりました。
山車を修理する場合、住宅の組立の様な固定の修理が安易にされておりますが、私共では組立・解体式が原則と言う事を、念頭に置いて修理に携わるようにしております。
組立とは、一つの部材を差す・入れる・はめると言う作業です。
解体とは、部材を緩める・抜く・外すと言う作業になります。
各部材の仕口には、これらの作業が可能な装置が施されております。
余談ですが、住宅等の組立には解体という作業は全く考慮しておりません。
特に文化財的価値のある山車の修復に関しては全体を俯瞰し本質を見抜く事が
大事かと思います。当社では、その上で全体の修理の方針をを決めています。
山車車輪 寸法 径 3尺2寸 参考価格 65万円(1個) |
山車芯棒 参考価格 25万円(1個) |
車輪 寸法 径 3尺8寸 参考価格 70万円 |
ながえ土台彫刻 両面彫 参考価格 7万円 |
金箔押 箔下漆 寸法 3尺3寸 x2寸5分厚2寸 参考価格 25万円 |
車輪 塗装別途 寸法 径 3尺 参考価格 60万円 |
目貫龍 井波彫刻 1丁 参考価格 18万円 |
持送り彫刻両面彫 1丁 参考価格 18万円 |
台輪隅飾彫刻 6寸x1尺2寸 参考価格 4万5千円 |
台輪中飾彫刻 寸法 6寸x1尺5寸 参考価格 5万円 |
彫刻破損修理 参考価格 4万円 |
彫刻破損修理 1ヶ 参考価格 2万円 |
極彩色岩絵具使用 両面彩色 寸法 1尺3寸 x2尺3寸厚2寸 参考価格 18万円 |
極彩色 岩絵具使用 寸法 径 3尺 参考価格 48万円 |